２年　「むねとんとん」を読んで

　ぼくは、「むねとんとん」を二回読んだ。声に出して一回読んで、こころの中で一回読んだ。読んでいると、くまくんのやさしさとおばあちゃんのあたたかい気もちが、いっぱいわかった。
　わすれんぼがいっぱいになったおばあちゃん。さいしょくまくんは、おばあちゃんのわすれんぼを、え？と思って、つぎは、おこって、つぎは、かなしくなっていた。やくそくをわすれんぼしたり、たいせつな思い出をわすれんぼされると、ぼくもきっとおこったりかなしくなったりすると思う。
　だけどくまくんは、やさしいなあと思った。おばあちゃんがわすれないくふうをしてあげたり、おしえてあげたりしていたからだ。
　そして、おばあちゃんもわすれてしまわないように、むねをトントンして、がんばっていた。きっとくまくんをかなしませることがいやだったからだと思う。
　ぼくのおばあちゃんはしっかりものだ。しかも、おもしろい。だってエグザイルがすきで、DVDをもっているらしい。そしてドジ。自てん車でころんだこともある。
　そんな、おばあちゃんは、プールの大会ばかり出て、いそがしそうだ。ぼくのうんどう会の日も「大会やねん。ごめんな。」と言っていた。
　おばあちゃんは、わすれんぼなんてしそうにないけれど、もっともっととしをとって、いっぱいわすれんぼをする時が来ると思う。その時は、くまくんのように、たすけてあげたい。そして、「いいよ、ぼくがおぼえていてあげるよ。」と言ったくまくんのように、やさしい気もちで、いてあげたいと思う。そして、おばあちゃんは、わすれんぼしてもいいから長生きしてほしいと思う。


６年　「海は生きている」を読んで　　　

「クジラと日本人」の章で、捕鯨の歴史について書いていました。おばあちゃん、おじいちゃんは、昔よくクジラを食べていたそうですが、私は食べたことがありません。今は、クジラを捕る量を制限されているから、あまり食べる機会がないのです。テレビのニュースで外国の人がクジラを食べるのは、かわいそうと言って捕鯨に反対するのを見たことがあります。私は、なぜ牛や豚やにわとりはふつうに食べているのに、クジラだけかわいそうだと言うのかがとても不思議です。
　昔、外国船がクジラを捕っても、油の部分だけ切り取って、あとはポイ捨てしていたけれど、日本人は、肉を食べるばかりでなく骨も歯も皮も油もひげも、すべていただいていたことがわかりました。クジラの油は食用だけでなく明かりや薬品や香料、石けんにもなり、あとの油かすは、畑の肥料に使っていたそうです。私は、昔の日本人はすごく工夫していたんだなと思いました。　
　クジラのおかげで貧しい村がうるおって餓死者を出さずにすんだので、とてもクジラに感謝して魂をまつっていたそうです。私は、今まで食べることに困ったことが一度もないので、こんなに一頭のクジラを大切にいただいていた昔の人々に驚きました。クジラを食べることに反対している外国の人にこのことを知ってほしいです。そして、私もクジラの命に感謝してクジラを食べてみたいです。
　５年生の時、日本の食料自給率が低いことを学習しました。この本の「海の苦しみ」の章ではせまい日本にたくさんの食料や木材を輸入していることを知りました。たくさんの物を運んできたら、たくさんのゴミが出て、結局海をうめ立てて、海に捨てられている。日本人が食べられるだけの食料しか輸入してはいけないと思います。その他にも私たち人間は、自然に返らないたくさんのゴミを作り出して捨てている。私は生活が便利になるのは、いいことだけど、たくさんのゴミを出して、海や自然を苦しめていることを知って悲しい気持ちになりました。私が食べ物を残すとラップやナイロン袋がいるので、できるだけ残さないようにしよう。シャンプーや洗ざいも詰め替えよう。水や電気もむだ使いしないように心がけよう。できるだけゴミを減らそうと思います。
　最近ニュースでゲリラ豪雨や熱中症、異常気象などの話題をよく聞きます。おばあちゃんたちが小さい頃は、あまり聞かなかった言葉だそうです。私は、地球の将来がとてもおそろしくなりました。人間はすごく短期間に自然を破壊してしましました。山に木を植えて立派な森をつくるのに２０年も３０年も年月がかかるのに。一度よごしてしまった川や海の水をきれいにするには、すごい時間と手間がかかるのに。私は、この本を読んで、未来に住む人々のために、自然を元どおりにしなければならないと思いました。まず、ゴミを分別することから始めます。