平和登校(令和2年8月6日)
- 公開日
- 2020/08/06
- 更新日
- 2020/08/06
校長室だより
おはようございます。
今年は戦後75年目の節目の年です。昭和20年4年生と同じ10歳であった子どもたちは,今85歳になっています。日本が戦争を行っていた時からはすごく時間が過ぎましたが、決して日本人として忘れてはいけない日が、今日の日だと校長先生は思います。
今から少し今日の話をしたいと思います。
昭和20年、8月6日午前8時15分。人類史上最初の原子爆弾が、広島に投下されました。続く8月9日午前11時02分に長崎県長崎市に人類史上実戦で使われた最後の原爆が投下されました。
この原子爆弾により、その年の年末までに、広島では約14万人、長崎では7万4千人近くが亡くなられました。その中には、たくさんの子どもたちや女性、お年寄りが含まれていました。その後も放射線の影響でたくさんの人がお亡くなりになり、いまも不安を抱えている人がたくさんいます。被爆した人には、被爆者健康手帳が交付され、現在、約20万人もの人がこの被爆手帳を持っています。
現在日本は、本当に豊かで幸せな国になりました。でも、改めて考えてほしいと思います。この平和な日本が今存在するのは、たくさんの人々の悲しみや苦しみが昔あったからです。その上に、豊かで幸せな日本が作り上げられました。そして、これからも、私たちの手で平和でみんなが住みよい日本を作っていかなければいけないと校長先生は思っています。
そのためにも、原子爆弾により悲しくも犠牲になられた方々のご冥福をお祈りし、特に『戦争の悲惨さ』・『悲しさ』・「むごさ」をみんなで考える日に、今日という日をしたいと思います。
みなさん一人ひとりが、「平和の尊さ」、「全世界の人々が楽しく健やかに生きていくことができる世の中をつくるために、自分たちは何をすべきなのか」を考えてほしいと思います。今日の日を実りのある日にしてください。
これで校長先生の話は終わります。