『百人WISH』 —其の2—
- 公開日
- 2024/12/03
- 更新日
- 2024/12/03
校長室より
前回のつづきをどうぞ。
二首目です。
『小倉百人一首』002
春すぎて 夏来にけらし 白たへの
ころもほすてふ あまの香具山
持統天皇(第41代天皇)
【口語訳】
(いつのまにか)春が過ぎて夏が来たらしい。
(夏になると)真っ白な衣を干すという
天の香具山(に、衣がひるがえっている)。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
『百人WISH』002
悪すぎて 頭にけらし 白たへの
テスト燃すてふ 赤のバグママ
期末テスト後のママの息子
【口語訳】
僕の点数が悪すぎて、頭にきたらしい。
ほぼ白紙だったテストをコンロで燃やして、
赤く染まっているママの顔は、
バグってるとしか思えない。
【鑑賞】
テストの白と、炎の赤のコントラストが
鮮やかすぎて恐怖を覚える一首。
ポテト食ってないで
勉強したほうがよさそうです。