学校日記

「2分の1成人式」のお祝いの言葉

公開日
2014/03/08
更新日
2014/03/08

校長室だより

 4年生のみなさん、「2分の1成人式」おめでとうございます。
 みなさんは、たん生してから、ちょうど10年目になりますね。
 あと10年すると20才になって、本当の成人式=つまり、
「1分の1成人式」をむかえます。
今日は、その半分という意味で「2分の1」成人式です。

 だれでも、自分が生まれた日=たん生日がありますが、一年に1度のたん生日には、ぜひ、

 1 自分が生まれるまでのこと
 2 自分が生まれた時のこと
 3 自分が生まれてから今日までのこと

の3つのことを考えてほしいと思います。
 みなさんが生まれるまでのおよそ10ヵ月間は、お母さんのおなかの中で大きくなりました。その間、お父さんやお母さん、おじいちゃん、おばあちゃんなど、家族のみなさんが今か今かと生まれる日をどんなにか待ち望んだことでしょう。
 そして、「オギャーッ!」と生まれた時のことです。お母さんは、自分のおなかのいたさも忘れて、自分の赤ちゃんのたん生にうれし涙を流したことでしょう。
 それから、みなさんは、生まれてから今日までがありました。はじめてよちよち歩きをした日、自分でご飯を食べることができた日、一人でお留守番をまかされた日、保育所や幼稚園の年長さんとして発表した日などです。
 特に、小学校に入学した日のことは、はっきりとおぼえていることでしょう。体よりも大きなランドセルを背負って登校しました。そして、「友だちいっぱいできるかな」「広い学校でまいごにならないかな」「給食をおいしく食べられるかな」など、学校生活のはじまりに心配したり、不安になったりすることもあったことでしょう。
 でも、こうして、今、みなさんは、立派な4年生になりました。

 みなさんは、これから先、まだまだ知らない世界がたくさんあると思います。とまどったり、不安になったりすることもあることでしょう。そんな時は1人でなやまないでお友だちと助け合い、家族と話し合い、先生から色々教わり、自分のことを大好きでいられる、自分がイヤと思うことは人にはしない、そんな大人になってほしいと願っています。
 この後、おうちの方に自分の将来の夢を聞いてもらいます。
 みなさんが、自分の夢をちゃんと持っていることはすばらしいことです。その夢をかなえるために、これからも「うん」と、がんばってください。

 さて、保護者のみなさま、お子さんの健やかなご成長おめでとうございます。
 お子さんのたん生までのこと、たん生した時のこと、たん生から今日までのことが走馬灯のように目に浮かぶのではないでしょうか。子育ての喜びも苦しみもたくさん乗り越えて、今日をむかえられたことと思います。
 本日の2分の1成人式をきっかけに、ご家庭に帰られてから、親子で、お子さんのことを話し合っていただければ幸いです。

 最後になりますが、私たち大人は、子どもであるみなさんからたくさんの感動をもらっています。今日の日をむかえられたことに心より感謝して、お祝いの言葉といたします。
「みなさん、生まれてれてきてくれて、本当にありがとう!!!」