学校日記

今日の児童集会でのお話です(5月7日)

公開日
2012/05/07
更新日
2012/05/07

校長室だより

 みなさん、おはようございます。
 連休は元気に過ごせましたか。連休中は竜巻などの自然災害や交通事故など、悲しいニュースがたくさんありました。校長先生は、東校のみんなが事故なくゴールデンウィークを過ごせたことがとてもうれしいです。
 ところで、みなさんは山登りをしたことがありますか。どんな山でも頂上から眺める景色はすばらしいものです。登山の好きな人は素晴らしい景色にひかれて少しでも高い山をめざします。高い山と言えば、日本では、日本アルプスや富士山です。世界だとエベレストやマッターホルンが有名です。
 しかし、そういう高い山で大きな問題が起きています。何だと思いますか。そうです。ゴミの問題です。
 今、4年生は、社会科学習で「安全で暮らしやすい生活」をするためにゴミの問題に取り組んでいますね。5月中に学校のゴミの種類分けや量について調べます。このゴミの問題が高い山でも起きているのです。
 というのは、エベレストのような高い山に登るには、食べ物だけでなく酸素ボンベや燃料用のガスボンベなどたくさんの物を準備して登ります。50年以上にわたって世界各地からエベレストに登った人々が途中で、そうした物をゴミとして捨てて行ったのです。
 そこで、日本の登山家の野口健さんという方が仲間の登山家と力を合わせて、毎年、夏のエベレストに行ってゴミを集めています。野口さんの話によると一つのゴミの下から次々と何年も前のゴミが出てくるのだそうです。また、拾ったゴミをふもとの村まで担いで降りるのも大変疲れるそうです。でも、こうした取り組みによって、エベレストは以前の素晴らしい環境に少しずつ戻りつつあるそうです。
 みなさんは、子どもなのでエベレストのゴミをどうすることもできませんが、身の回りの学校やおうちや道路、公園などのゴミについてきちんとできるように考え行動していってほしいと思います。
 ゴールデンウィーク明けの今日は、「ゴミの問題」についてのお話でした。