『百人WISH』 —其の6—
- 公開日
- 2024/12/09
- 更新日
- 2024/12/10
校長室より
『小倉百人一首』 006
かささぎの 渡せる橋に 置く霜の
白きを見れば 夜(よ)ぞふけにける
中納言家持(万葉集を編纂したとされる歌人)
【口語訳】
(七夕の日、織姫と彦星が天の川を越えて出会えるよう)
かささぎが(羽を連ねて)渡した橋に、霜がおりて、
その白さを見れば、夜も更けたのだなあと感じさせられる。
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『百人WISH』 006
母さんの先の 机の端に 置くテスト
白きを見れば 夜のふけに蹴る
期末テスト後のママの息子
【口語訳】
ほぼ白紙のテストをテーブルにそっと置いておいたら、
それを見た母に、
夜更けに思いっきり蹴られた。
【鑑賞】
だから勉強しろって。
ポテト食ってんじゃねえって。