学校日記

『続 校長枕草子 〜春はあげぽよ〜』

公開日
2023/10/10
更新日
2023/10/11

校長室より

【まず清少納言の美しい原文を、
声に出して読んでみましょう】


春はあけぼの。
やうやう白くなりゆく山ぎは、
すこしあかりて、
紫だちたる雲の、ほそくたなびきたる。


夏は夜。
月のころは、さらなり、
闇(やみ)もなほ、
蛍の多く飛びちがひたる。
また、ただ一つ二つなど、
ほのかにうち光りて行くもをかし。
雨など降るもをかし。


秋は夕暮れ。
夕日のさして、
山の端(は)いと近うなりたるに、
烏(からす)の寝どころへ行くとて、
三つ四つ、二つ三つなど、
飛びいそぐさへあはれなり。
まいて雁(かり)などのつらねたるが、
いと小さく見ゆるはいとをかし。
日入り果てて、
風の音(おと)、虫の音(ね)など、
はた言ふべきにあらず。


冬はつとめて。
雪の降りたるは言ふべきにもあらず。
霜(しも)のいと白きも、
またさらでもいと寒きに、
火などいそぎおこして、
炭もて渡るもいとつきづきし。
昼になりて、ぬるくゆるびもていけば、
火桶(ひをけ)の火も
白き灰がちになりてわろし。


【読めましたか?美しい響きを味わいましたか?
では、汚れる覚悟を決めてつづきをどうぞ。】


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


『続 校長枕草子 〜春はあげぽよ〜』


【原文】
春はあげぽよ。
やうやうひどくなりゆく運勢、少しあがりて、
つまさきだちたる人の激しくつまづきたる。

【口語訳】
春はアゲアゲの季節。
少しずつひどくなっていた運勢が、
やっと上向きになってきて、
つまさき立ってスキップをしている人が、
激しくつまずいている。ばかだなあ。


【原文】
夏はノる。
ツキにツイているころはさらなり。
やみもなほ、札束の多く飛びちがひたる。
また、ただ一つ二つなど、
ほのかに拾い集めるもをかし。
やめ!など言うもをかし。

【口語訳】
夏はノリノリの季節。
ツキにツイているころは言うまでもない。
闇の世界でも、札束が大量に飛び交っている。
また一枚二枚、
飛び散った千円札を拾っているのも風情がある。
俺のだ!やめろ!とるな!などと言っている人もいる。
ばかだなあ。


【原文】
秋はYou‘re great!
夕日にむかひて
山の果ていと速う走りたるに、
脱落者の便所へ行くとて、
三つ四つ二つ三つなど吐き急ぐさへあはれなり。
なれど神などにとりつかれたるが、
一等小さく見ゆるはいとをかし。
力尽き果てて、風の音、牛の屁(へ)など、
はた言ふべきにあらず。

【口語訳】
秋はグレイトな季節。
夕日に向かって、
山の果てへ全速力で走って行くときに、
脱落者どもが便所へ急ぎ、
何人も吐いているのはかわいそうだ。
しかし、神がのり移ったかのような人の、
一等賞になった姿が
遠くに小さく見えているのは、いいものだ。
力尽き果てて倒れ、秋風にさらされ、
牛に屁をかまされているなんて、
ばかとしかいいようがない。


【原文】
冬はツンデレ。
ユキのふるまいは言ふべきにもあらず、
霜のいと白きも、
またさらでもいと寒きに、
火など急ぎおこさせて、
足持てふりまわすも、いとつきづきし。
ぼろぼろになりて、ゆるくあまえもていけば、
He‘s O.K! のHeも、
白き灰になりてわろし。

【口語訳】
冬はツンデレ女の季節。
ユキちゃんのふるまいなんか言うまでもない。
霜がとても白い時でも、
またそうでなくても、ひどく寒い日に、
ヒーターぐらいつけときなさいよ!とか言って、
彼氏の足をもって振り回すのも、彼女に似つかわしい。
彼氏の心がぼろぼろになった頃に、
あまえた声を出して寄って行くと、
いつもはそれで大丈夫な彼氏も、
すでに心が燃え尽きていて、悲惨だ。
ばかだなあ。


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


【鑑賞・批評】

 ばかはおまえだ。


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


 ・・・はあ。
終わった。
いろいろな意味で。笑

次回掲載予定は、さずがにもうございません。
あるならアクセス数400超え記念かなー。笑
うそうそ。
また気が向いたら、
何か新しいことに挑戦しようと思います。
当分気は向かないけど。笑
 
ではまた。
私が美しい文章を
書けるようになったときにでも。

君たちもあと一日、
テスト勉強頑張ってください!

美しい答案を書けるように。笑