【4日目】いっしょに
- 公開日
- 2023/09/07
- 更新日
- 2023/09/08
校長室より
校長のスタートキャンペーン、小さな挑戦も本日が最終日。どうやらここまで、バレることなくたどりつけたようです。長らくのご愛読ありがとうございました(S先生へ)。笑
さて、昨日、共に頑張る仲間がいてくれることの大切さについて書きましたが、その時ふと思い出したことがありました。職業体験学習初日の朝のことです。
四中では、毎朝早くに、正門からピロティまでを、運動部員たちが日替わりで掃除してくれています。(教師の働き方改革を!! なんて言ってる時代に、顧問の先生も一緒になって、早朝からこの奉仕活動に勤しんでくれています。)
今は3年生が引退し、1、2年生が中心なのですが、職業体験学習の日は、2年生が各職場に「出勤」するため学校には来ません。さてどうなってるのかなと思って、ピロティをのぞきにいきますと、その日は1年生がたった二人で、ほうきを手に、黙々と砂や落ち葉を掃いてくれていました。
自分の中学時代を振り返ると、こんな場面ではグチの一つもこぼしたくなるというか、グチの百や二百は自動的にこぼれてたと思うのですが、それもなく、黙々と。たった二人で。
十分ほどしてもう一度ピロティを通ると、まだ丁寧に黙々と。…ああ、かっこいい。
で、掃除が終わった時に、そのうちの一人に聞いてみたんです。「二人っきりの掃除はどうでしたか?」って。たぶん「しんどかったです。」って答えが返ってくるんだろうなーと思っていたら違っていました。彼はこんなふうに言ったんです。
「寂しかったっす。」
だよなあー。いつも一緒にいてくれる人がいないって、しんどいとかじゃなくって、寂しいんだよなあー。
逆に言うと、自分が何かするときに、誰か一緒にやってくれてる人が大勢いると、なんだかほっとするんだよなあー。わかる。わかるぞ君の気持ち。
校長ってさあ、一人っきりでやる仕事がほとんどでさあ、けっこう寂しいんだよ。一教諭だった時はさあ、同じ学年の先生と力合わせたりさあ、志を同じくする先生と協力して何か作り上げたりさあ、みんなで一緒に頑張ってる感じがあって、楽しかったなあー。 …あ、グチが自動的にこぼれてる。笑
まあ、そんな誰かの独り言はおいといて、この2学期、私たちは、みんなで一緒に、よりよい未来へ、よりよい四中へ向かっていきましょうね。1年生も2年生も3年生も、先生も保護者も地域の大人も、みんなで一緒に。一緒に頑張れれば、楽しいはずだから。
校長もその一人として、次の挑戦に向かっていこうと思います。