H23年度 校内音楽会の校長講評
- 公開日
- 2011/11/09
- 更新日
- 2011/11/09
校長室だより
みなさん、おはようございます。
楽しみにしていた校内音楽会!今日の発表はどうでしたか。ドキドキしましたか。練習を重ねた成果が出ていて、どの学年も素晴らしかったです。
これまでみなさんは、学年全体で歌や楽器演奏に一生懸命、練習してきました。校長室にいても日に日に美しい歌声や楽器の音色が聞こえて来て、音楽会に向かって、みんなの気持ちが一つになっていることがうれしかったです。
1年生は、小学校で初めての音楽会でしたが、入学式から体も心もうんと大きくなったと感じる発表でした。斉唱「天まで駆けるよ」は、とっても元気よく、歌の名前のように声が天まで駆けあがる勢いでした。合奏の「シンクロ・ボンバイエ」は、大太鼓、小太鼓、鈴、タンバリン、カスタネット、シンバルン、木琴、鉄琴、キーボード、オルガン、ケンバンハモニカなど、11種類の楽器を使って上手に演奏できました。
2年生は、オペレッタで「スイミー」を発表しました。オペレッタというのはイタリア語で歌の劇という意味です。歌にセリフに楽器演奏にと練習が大変だったと思いますが、見事に演じました。小さなスイミーが群れになって一匹の大きな魚になり、気持ちよく海の中を泳いでいましたね。ウィンド・チャイムの音が水の中の雰囲気を出していて涼しげでした。
3年生は、「音楽」という字の通り、みんなで「音を楽しんで」発表できましたね。合唱「ハロー!マイ ベスト フレンド」は友だちを大切にする歌です。「やった!休み時間だ!!」で始まる呼びかけの声もよく出ていました。
「くじらぐもにのって」の合奏は、初めてのレコーダーをうまく使い、やさしく、力強く演奏できました。最後の「くじらぐも」へのバイバイもよかったですよ。
4年生は、東小学校を代表して連合音楽会に出場しますね。代表にふさわしい歌と演奏でした。合唱「誕生日」は、生まれてきたことへの感謝の気持ちを込める歌です。出だしの声がそろっていて低い声と高い声の重なりが美しかったです。合奏「風になりたい」はラテン系のリズムでテンポよく、笛や太鼓、木琴やアコーデオンなどを使い、厚みのある演奏でした。帽子に身振り手振りを交えたパフォーマンスも素敵でした。
5年生は、高学年として堂々とした発表でした。世界中の人々が手を取り合って仲良くするために人と人との絆を大切にしょうとの思いが込められた合唱曲「世界がひとつになるまで」は、お腹から頭の先に抜けるような澄んだ高音とやさしい低音の重なりがきれいでした。合奏の「トゥルース」はF1レースのハイテンポ・ハイスピードの勢いのある曲。題名の通り堂々とした演奏でレコーダーの音色も美しかったです。
6年生は、小学校最後の音楽会でしたね。最後にふさわしく全力を出し切りましたね。「UアンドI」という曲は、ソプラノとアルトの2部合唱で、声に強弱をつけて、喜びも悲しみも分かちあうという願いを友だちに届ける歌です。合奏の「バック・トゥー・ザ・フューチャー」は、練習を始めた頃はバラバラで失敗の連続だったと思いますが、練習を重ねるうちに気持ちが一つになってリズムが合ってきました。残り少なくなった小学校生活を卒業式まで一生懸命過ごしてほしいと思います。
今、みなさんは、一人ひとりの歌や演奏が重なり合って美しいハーモニーとなり、協力してやりとげたという喜びが胸一杯に広がっているのではないでしょうか。その喜びは素敵な小学校生活の思い出となって、ずっと心に残ることでしょう。
あっ、それから、先生方の特別演奏はどうでしたか?トロンボーンの南先生。クラリネットの東海林先生と玉置先生。フルートの児玉先生。トランペットの繁原先生。その道のプロのように上手でしたね。そして、全員の先生で合奏した「ともだちになるために」です。夜遅くまで先生たちも練習し、がんばりました。
この音楽会を通じて舞台と客席が一つになり、すばらしい時間を一緒に持てたことを喜び合いたいと思います。最高の音楽会でした。これで校長先生のお話を終わります。
(平成23年11月9日 貝塚市立東小学校 明石一朗)