学校日記

行事・児童集会4(令和2年度)

公開日
2020/10/08
更新日
2020/10/08

校長室だより

◆児童集会(令和2年10月6日)
              
 おはようございます。
 10月になり、令和2年度も前半の半分が終わり後半に突入しました。
 最近は、朝晩が少しずつ肌寒くなり、体調管理が難しいと感じています。しっかり『早寝早起き朝ご飯』規則正しい生活に努め、元気よくみなさんが学校生活を送ることができること、校長先生は心から願っています。

 10月には、6年生が『修学旅行』に行きたくさんのことを学びます。特に、戦争の悲惨さを通して、平和な世の中のすばらしさ、苦しい中でも必死に生きてきた方々の思い、そしてこれからの世の中について考えそして実行してほしいと思います。しっかり楽しく価値のある修学旅行になるよう、修学旅行実行委員を中心にがんばってほしいと思います」。

 さて、10月になると、毎年赤い羽根共同募金が始まります。この赤い羽根共同募金は、戦後間もない昭和22年(今から73年前)に、市民が主体の民間運動として始まったそうです。当初、戦後復興のために、被災した福祉施設を中心に支援が行われ、その後、法律(現在の「社会福祉法」)に基づき、地域福祉の推進のために活用されてきたそうです。社会の変化のなか、共同募金は、誰もが住み慣れた地域で安心して暮らすことができるよう、さまざまな地域福祉の課題解決に取り組む民間団体を応援する、「じぶんの町をよくするしくみ」として、取り組まれ、今も脈々と受け継がれているそうです。

 マザーテレサという有名な人の言葉に、『愛の反対は 憎しみではなく無関心』というものがあります。低学年には少し難しい言葉ですが、マザーテレサはインドのカルカッタで、貧困と病気で苦しんでいる人々に愛の手を差し出す運動をしていました。マザーテレサは道に倒れている人に対して無関心でいることは人として悲しいことと思い、また、世界中に飢餓や病気で苦しんでいる人に対して無関心でいることも同じことだと考え、そのような人々に愛の手を差し伸べることに人生を捧げ、世界中でその働きが知られるようになりました。このマザーテレサについては、6年生の道徳の資料の中にありますから、その時しっかりと彼女の思いを考えてほしいと思います。

 赤い羽根共同募金のポスターにも、同じようなすてきな文章が書かれています。
 支える人がいて支えられる人がいる。「助け合う」という言葉はすごく温かい言葉だと思います。そこには「人」がいて「人」がいる。けっして一人じゃない。一人にさせない。「困った時はお互い様」の精神から始まった赤い羽根共同募金。世の中の、誰もがしんどい今こそ、その力を発揮する時です。

 マザーテレサが言うように『愛の反対は 憎しみではなく無関心』周りの人やものごとに大いに関心を持ち、「お互い様」の心を大切にして、安心で安全な世の中を、みんなの手でつくり上げられたらいいなと校長先生は思います。

 これで、今日の校長先生の話は終わります。