学校日記

行事・児童集会2(令和2年度)

公開日
2020/07/09
更新日
2020/07/09

校長室だより

◆児童集会(放送) 令和2年7月9日

 おはようございます。
 昨日は、大雨警報の発令のため、臨時休業になりました。
 みなさん、毎日のように雨が降り続くこの時期のことを「つゆ」と言いますが、「つゆ」という漢字はどう書くのか知っていますか?そうですね、「梅」の「雨」と書いて、「梅雨」と読みます。この「つゆ」という漢字が使われるようになった由来を、みなさんは知っていますか?
 これは、中国に由来があるそうです。中国にある大きな大河揚子江周辺は、梅の実が熟す頃と長雨の時期が重なるそうで、そのことから「梅」の字を使うようになったと言われています。
 他にも、雨によって黴(かび)が生えやすいので、それで「黴雨(ばいう)」という漢字が使われていたそうですが、見た目(カビ)というのがよくないので「黴」の字ではなく「梅」という字になったという説もあるそうです。

 さて、この時期、「1時間に何ミリの雨」とよくテレビなどで言われていますが、この雨の降り方について今日は少し話したいと思います。
 たとえば、1時間に10mm以上の雨というと、降った雨で、深さ10mm、つまり1cmの水が溜まるということです。この強さの雨が降ると、「話が聞き取れないというか、聞き取りにくい状況」になるそうです。わずか10mm、1cmと思われるかも知れませんが結構強い雨で、傘をさしていても地面からの跳ね返りでズボンの裾など足元が濡れるぐらいの雨だそうです。
 次に、1時間20mm以上の雨。これくらいになると、傘をさしていても足元だけでなく、体も濡れます。車で走っていると、ワイパーを速くしても見えにくくなるそうです。
 次に、1時間30mm以上の雨。これはバケツをひっくり返したような降り方で、道路が見る見るうちに川のようになるそうです。1時間30mmを超えるようになると、崖崩れなどの土砂災害や低地の浸水などが起きやすくなるそうです。
 次に、1時間50ミリ以上の雨、昨日も和歌山で1時間当たり50ミリ以上の雨が降りました。この雨の時都市部では地下室や地下街に雨が流れ込む場合があり、マンホールから水が噴出するそうです。土石流の発生も起こる可能性がるそうです。
 先週土曜日に熊本では、1時間に100ミリ以上の雨が降り、そのため河川が氾濫してたくさんの人がお亡くなりになりました。本当に悲しいことです。

 これからの梅雨の末期の季節、雨の降り方にはほんとうに注意しなければいけません。その中でやはり一番に思うことは、どういう場合でも「命」を守ることが一番大切だということです。「命」が失うようなことは絶対起こっていけないと校長先生は思っています

 しかし、みなさんもこのような危険に出会うことがあります。登校時、下校時、遊んでいる時等急に雨がきつくなり溝があふれだすことがあります。大雨の後で、川や用水路が増水して流れがとても早くなっていることがあります。こういうことがこれからたびたび起こるかもしれません。

こんな時、まず考えてほしいのはいつも言っていますが、「自分の命は自分で守る」ことです。「危険を察知する」・「危険に近づかない」・「危険を回避する」このことをみなさん一人ひとり心がけるようにしてほしいと校長先生は思います。

 みなさんが「安心・安全・信頼そして感謝にあふれた学校」に東小学校なることを、校長先生はいつも願っています。

 これで校長先生の話は終わります。