学校日記

地震避難訓練に向けての講話 『もし、地震が起きたら・・・。』

公開日
2014/01/14
更新日
2014/01/14

校長室だより

 3年前の2011年3月11日午後2時46分、突然、東日本大震災が起きました。戦後の国内の災害では一番ひどいものでした。マグニチュード9の地震と10メートル以上の津波によって亡くなった方が15,843人、ケガをした人が5,890人、行方が分からない人が3,469人、つぶれた家が35万軒以上と言われています。そして、今なお、自分の家に戻れなくて避難している方が10万人以上もおられます。
 大きな自然災害は、いつ急に襲ってくるかもしれません。今でも先生は、19年前の1月17日のことが忘れられません。平成7年に起きた「阪神・淡路大震災」のことです。
 その日は、とても寒い朝でした。午前5時半過ぎのこと。家が横だけでなく縦にもぐらぐらと大きくゆれて、思わずふとんから飛び出しました。とっさに窓の外を見ると海に面した湾岸道路が縄跳びの縄のように上下・左右に大きく揺れています。
 一瞬「こわい!」と体が震え、近くにいた家族を起こして部屋の真ん中にうずくまり、揺れがおさまってから玄関に出ました。
 幸い家族や家に大きな被害はありませんでしたが、あとで、兵庫県や大阪の北の地域が大きな被害が出たことを知り恐ろしくなりました。
 みなさん!
 地震や津波などの災害を防ぐには、日頃から起きたときにどうすればいいのか、心構えを持ち、準備をしておくことが大切です。そのためにも、こうしてみんなで力を合わせて避難する訓練が重要なのです。
 皆さんは、地震が起きた時の約束を覚えていますか。
 まずは、「あわてず、あせらず、あきらめず」です。ぐらっときたら、素早く教室の電気やストーブの火を消して、自分の体を守れる場所に逃げること。揺れが治まったら
「お・は・し・も」=「押さない・走らない・しゃべらない・戻らない」です。
 ・ふざけたりせず真剣に避難する。
 ・自分の体を守る。
 ・先生の指示に従う。
 とにかく、みんなで力を合わせて、一人ひとりが自分の命を守ることが大切です。
 この約束をしっかり守って素早く行動できるようにしましょう。