学校日記

2学期 終業式の学校長あいさつ

公開日
2013/12/24
更新日
2013/12/24

校長室だより

 みなさん、おはようございます。
 2学期の始まりは、まだまだ暑くて「熱中症」を心配しながらのスタートでした。この2学期は、東校祭りや地車祭り、校外学習(遠足)・修学旅行や音楽会、観劇会など、たくさんの行事がありました。みなさんは、一つひとつの取り組みに一生懸命、友だちと力を合わせて全力で取り組みました。2学期の始めに比べて、心も体もうんと大きくなりました。
 ところで、今年の秋は短く、すぐに冬を迎えましたが、それでも野山や公園の木々は赤や黄色に色づいてきれいでした。みなさんは、なぜ、落葉樹の葉は、秋になると鮮やかな黄色や燃えるような赤色になるのか知っていますか。実は、葉の色が変わるのは、秋になると寒くなってきて葉の働きが衰え、葉の中でいろいろな変化が起きるからなのです。もともと葉が緑色に見えるのは、葉の中にある葉緑体があるからなのですが、気温が下がってくるとこの葉緑体の緑色の色素がなくなって黄色の色素だけが残るので、葉は黄色に見えるのです。紅葉の場合は、葉の中に赤色の色素がつくられるので赤く見えるのです。
 秋も深まり、いよいよ冬が近づいてくると、落葉樹の葉は、いっせいに散り始めます。これは、葉を落として木の枝や幹の中に栄養分を溜めこんで、寒い寒い冬を過ごす木の「知恵」なのですね。また、役目を終えて落ちた木の葉は、菌や小さな虫たちに食べられて、土の養分になるので、肥料をやらなくても森林や公園の木が育つのです。自然はうまくできていますね。
 
 さあ、明日から冬休みです。クリスマスやお正月など楽しみな出来事にワクワクしますね。この冬、いろいろな体験をして新しい年を迎え、3学期を元気に過ごしましょう。短いお休みですが、いつものように「ぐっすり寝て、しっかり食べて、すっきり出す」など、規則正しい毎日を送りましょうね。
 3学期は1月8日の水曜日からです。それでは、少し早いですが、良い年を迎えて下さい。