学校日記

12月2日 児童集会での講話

公開日
2013/12/02
更新日
2013/12/02

校長室だより

 みなさん、おはようございます。12月に入り、寒い日が続きますが元気ですか?風邪を引いていませんか。
 ところで、水曜日の12月4日から10日まで、今年も全国で人権週間の取り組みが始まります。人権というのは、人が生まれながらにして持っている基本的な自由と権利のことです。誰もが幸せな生活を送るためになくてはならないもので、今だけでなく将来にわたっても保障されなければなりません。
 いつでも、どこでも、誰でも、分け隔てなく守られなければならないので、日本国憲法には国民主権や平和を守ることと共に、三つめの大きな柱として「人権」が定められています。
 例えば、みなさんは、今日一日の学校生活でこう言われたらどうですか。
「今日は、休憩時間や遊び時間はありませんよ。おトイレに行ってもダメです。それから、お昼の給食もありません。」
 こんな学校は嫌ですし困りますね。誰もが、くつろいだり、遊んだり、おトイレに行ったり、食事したりできることが人権なのです。
 一方、人権を脅かすものがあります。それは暴力です。戦争は最大の暴力です。それから人を傷つける言葉も。無視することも。みなさんの身近なところにそうしたことはありませんか。傷ついている友だちはいませんか?
 もし、気になっていたり、悲しいことがあったら、友だちや先生、家族の人など身近にいる人に話してくださいね。英語で、「人権」は、Human Rightsと言います。Humanは「人」、Rightsは「正しいこと」。人権とは、人として正しいことをすることです。
 次に、みなさんの学級の目標の中にどんな言葉が多く使われているのかランキングをしてみました。
  第5位・・・助け合う、協力、喜ぶ、笑顔。
  第4位・・・明るく、楽しく、言葉、行動
  第3位・・・やさしく、声、あいさつ、元気、仲良く
  第2位・・・思いやり、友だち
  第1位・・・相手、気持ち                     
 この中で、「声、言葉、行動」という言葉に注目したいと思います。
 実は、一人ひとりの人権を大切にする魔法の声、言葉、行動があります。一つめは「どうしたの?」と人を気にかける声かけです。二つめは「ごめんね」と自分の失敗を反省する言葉です。三つ目は「ありがとう」と感謝の気持ちを伝える行動です。それから、もう一つ付け加えるとしたら「やめとけよ」「そんなことするな。友だちやろ!」と注意する勇気です。
 せひ、これらのことを実行してほしいと思います。
 
 さあ、2学期も残すところ12月だけとなりました。これからも、自分自身も友だちも大切にして、さらに明るく楽しい東小学校にしていきましょう。そのためにも、「ぐっすり、しっかり、すっきり」を守って、心も体も元気に2学期を締めくくりましょう。