学校日記

4日後に迫った「運動会」

公開日
2013/05/29
更新日
2013/05/29

校長室だより

 運動会まで、あと4日となりました。全体練習では開閉会式の進め方や入退場の隊形、ラジオ体操、校歌斉唱、紅白応援合戦などに加えて、各学年の団体演技・競技や徒競争に全力で取り組んでいます。「静かに、素早く、みんなが揃って、元気よく」なってきました。短い準備期間ですが、今年も、子どもたちの素晴らしい姿を保護者や地域のみなさんに見ていただきたいと思います。
 ところで、今年のテーマは「最大限の力を、今、出し切ろう!」です。
 運動も学習も「全力でがんばること!」が大切です。結果はついてくるものです。一生懸命に取り組む姿が、子どもを輝かせ、人の心を動かします。
 私は、子どもの頃、背が高かったけれど、とても痩せていて、走るのが苦手な子どもでした。運動会が近づくとお腹が痛くなって、いつも「ブルー」になるのです。それでも、担任の先生が、「何事も最後までやりきることが大切なんや」と励ましてくれました。級友も足が遅いからと嫌味を言いませんでした。
 今の東校の子どもたちも、とても明るく、人にやさしく、人の悪口を言い合ってけんかをしている場面をあまり見ません。毎朝、元気に笑顔であいさつしていること、掃除を真剣にしていること、そして、チャイムで行動できていることなどもそうです。学校のあちらこちらから「ありがとう」の言葉も聞こえてきます。これは、先生方の日々の指導のお蔭です。
 このような学校の明るく温かい雰囲気の中で、一生懸命に頑張るという気持ちが広がれば運動会は大成功です。もちろん、勝負には紅白の勝ち負けがあります。しかし、最後の最後まで精一杯頑張る子どもの姿はとても美しく、人に感動を与えます。そして、勝っても、負けた人に温かく接するのが勝者の大切な心構えだと子どもたちに教えてください。イギリスならば、「ジェントルマン」、フランスならば「ノブレス・オブリージュ」、ジンバブエでは・・・・、パプアニュ−ギニアでは・・・です。
 人の能力はどこにどんな力が眠っているか分かりません。互いに競い合い、いろんなことに挑戦し、切磋琢磨しながら自分の良さを発見し、人の良さも認めあえること。子どもたち一人ひとりが自分の未来に夢や希望をもち、前向きに努力していくことが大切であること。運動会を通して指導してほしいことです。