学校日記

児童集会の校長講話(11月26日)

公開日
2012/11/26
更新日
2012/11/26

校長室だより

 みなさん、おはようございます。
 あの東日本大震災から約600日たちますが、地元、宮城県石巻市立門脇小学校の鈴木校長先生のお話から心に残ったことがあります。それは、大きな地震と津波に遭った時、一番役立ったことは、日頃の学校生活で、「人の目を見てきちんと挨拶すること、2列に並んで歩くこと、チャイムで行動し、時間をちゃんと守ること」だったんだそうです。
 決まりある毎日の行動が、災害に遭った時に自分や友だちを守るのに役立ったというのです。いざという時に日頃の自分が出るということですね。
 ところで、みなさんは、毎日、算数や国語などの勉強をしていますね。でも、こんな勉強なんてなかったらいいのにと思っている人はいませんか?
そもそも、子どもは、何のために勉強するのか、わかりますか。
簡単に言うと、
 国語は、言葉を通して自分の気持ちを相手に伝えたり、他の人の考えをわかって仲良く暮らしていくためです。
 算数は、買い物した時のおつりの計算もそうですが、自分が将来、生活していくために計画を立てたり見通しを持つためです。
 生活や社会は、世の中の決まりやルールがわかり、よりよい社会をつくろうとしたり、悪い人に騙されないようにするために学びます。
 理科は、生活に役立つ便利な物を使ったり、作ったり、発明したりして、人々の暮らしを豊かにするためです。
 音楽や図工は、美しい歌や絵に感動して、気持ちよく生きていくためです。
 家庭科は、服そうや食べ物、住む家などの必要なことを身につけるためです。
 体育は、言うまでもなく体と心を鍛え強くし、元気で健康をつくるためです。
 
 これらの内容を理解し学ぶことを「学力」を身につけると言います。みなさん一人ひとりが、しっかり「学力」を身につけ「自分のことが自分ででき、他の人のお世話もできる」人間に成長してほしいと願います。
 最後に、でも、いくら勉強ができても、人に笑顔であいさつができなかったり、掃除をさぼったり、時間を守らない人はどうでしょうか。人から頼りにされなかったり、信用されませんね。と言うよりも、自分自身が一番困りますよね。さあ、今日から、毎日の授業をしっかり受け、あいさつ、そうじ、時間を守ることをすすんでやりましょう。そうすると、もっともっと楽しく、素晴らしい東小学校になると思います。これで校長先生の話を終ります。