ホテルでききとりをしました
- 公開日
- 2012/10/23
- 更新日
- 2012/10/23
学年の部屋
フィールドワーク終了後、2日間お世話になった「広島の宿 相生」でききとりをしました。毎年、本校では6名の方に被爆体験を語っていただいています。上の写真は平野さんからお話を聴いている子どもたちの様子です。子どもたちと同じ12歳のときに被爆したこと、その当時の時代背景や8月6日の様子などをじっくり語ってくださいました。子どもたちは7月にご自身の被爆体験を語ってくださった飯田さんのお話を思い出しながら平野さんのお話を聴いていました。
終了後、「原子爆弾が落とされた時、平野さんはどういう気持ちになったのですか?」という質問が子どもから出ました。それに対し、平野さんは、「まさか・・・・・・夢か?というのが最初に思ったことです。このような爆弾が作られていることは知らなかったし、想像もしていなかったので、大変驚いてパニックになりました。近くのガスのタンクが爆発したのではないかと思ったが、方向が違うし・・・、などいろいろ考えたが、とにかく安全な場所に行こうと思いました。」と教えてくれました。
最後に、「これから先、何があるかわかりませんが、今の平和に感謝して生きていってください。じいちゃんは(平野さんは)戦争を避けて通れない時代に生きてきました。避けようがありませんでした。わたしたちはそれぞれの時代を生き抜かなければなりません。せっかく先祖や両親に命をもらったのだから、体を鍛えて、負けん気をつけて(心を鍛えて)、真面目にがんばっていってください。」と語ってくださいました。その後、子どもたちからのプレゼントをお渡しし、全員で記念写真を撮影しました。
子どもたちのために67年前の大変な体験を語ってくださった6名の証言者の皆様、本当にありがとうございました。