児童朝礼を行いました。
- 公開日
- 2018/02/13
- 更新日
- 2018/02/13
校長室から
おはようございます。元気よく挨拶ができました。
今日は人の名前の話をしたいと思います。明石家さんまさんというタレントがいます。テレビをつけると、毎日画面に映っている人気者です。
そのさんまさんの娘さんは、「いまる」という名前です。「いまる」。珍しい名前ですね。この「いまる」という名前には、どんな意味があるのでしょうか。
さんまさんは、和歌山県に生まれ、その後奈良県で育ちます。さんまさんは、赤ちゃんの頃、自分のお母さんを亡くしています。また、さんまさんには弟がいましたが、実家の魚屋が火事になり、弟さんが焼け死んでしまいました。その後、お父さんも亡くなっています。実家がほとんど死んでしまったのです。さんまさん自身も、520人の人たちが亡くなったジャンボ機墜落事故の飛行機に乗る予定でしたが、急に予定が早まり、その前の飛行機に乗り、命拾いをしました。
こういう経験をしてきたさんまさんは、いつしかある言葉を大切にするようになりました。それは、「生きているだけで丸儲け」。
「人間は生きている、ただそれだけで価値がある」という意味です。
家族の死を経験し、自分も死にそうになったさんまさんだからこそ、この言葉を大切にするのだと思います。
「生きてるだけで丸儲け」の「生きてる」の「い」。「丸儲け」の「まる」。「い」と「まる」を合わせて、「いまる」という名前を娘さんにつけたのです。
さんまさんは、「いまる」という名前をつけた娘さんに、「生きていることは、それだけですばらしい、この命を大切に大切にしてほしい」という思いを伝えたかったのだと思います。
皆さんにも、1つだけ名前がついています。今日帰ったら、おうちの方に誰でもいいですから、自分の名前の意味をぜひ聞いてみてください。そして、生まれた頃の自分の様子や家族の様子を聞いてください。
新しい生命が誕生するというのは素晴らしいことです。そして、その生命につけられた名前もまた、すばらしいのです。
【写真上:校長講話】
【写真中:書写作品展の表彰の様子】
【写真下:保健給食委員会からの連絡の様子】