児童集会1
- 公開日
- 2015/09/16
- 更新日
- 2015/09/16
校長室から
今年も、南の国からツバメがやってきて、軒下に巣をつくり、たくさん飛んでいますね。今、体育館の入口にも巣作りをしていますね。卵を産み、ひながかえり、親鳥が運んでくるえさを、口を大きく開けてもらう様子を見ることができます。親鳥はひなを育て、まもなく子ツバメたちと南の国へ帰っていきます。そしてまた、あくる年の春、軒下にやってきて、子育てをします。こうして、いのちのバトンタッチをしていました。
ところで、みなさんが生まれたとき、きっとお母さんはたいへんだったと思いますよ。自分が生まれたときのことを聞いたことがありますか?一つのいのちが生まれてくるというのは、命がけで、尊いことなのです。そうして、みなさんは、お父さんとお母さんから、いのちのバトンタッチをしているのです。私たちはみんな、両親から、そのまた両親から、いのちのバトンを受けて、今ここにいるのです。
相田みつをという人がつくった「自分の番 いのちのバトン」という詩を紹介します。
父と母で二人
父と母の両親で四人
そのまた両親で八人
こうしてかぞえてゆくと
十代前で1024人
二十代前ではーー?
なんと百万人を越すんです
過去無量の
いのちのバトンを受けついで
いまここに
自分の番を生きている
それが
あなたのいのちです
それがわたしの
いのちです
多くの人から受けついでいる、たった一つしかない、自分のいのちを大切にしましょう。そして、他の人のいのちも、同じように大切にしましょう。
限りある時間を大切にして、精一杯生きてほしいと思います。また、他の人に対しては、悪口・いじめ・暴力をしないでやさしく接してほしいと思います。