学校日記

キャンプファイヤー 火の話

公開日
2014/08/06
更新日
2014/08/06

校長室から

 みなさん、目の前の火を見てください。この赤々と燃えている火は、私たちの祖先が発見し、使い方を今に伝えてくれたものです。火は食べ物を柔らかくしたり、暖かくしたり、明るくしたりと、私たちの生活にとても重要な役割をもっています。また、人々は、火を囲んで歌い踊り、温かいぬくもりの中で子どもを育て、平和や思いやりの心を育んできました。
 今から「火の4つの教え」のお話をします。
 一つめは、「世に光を」です。
火は私たちに明るさを与えてくれます。闇夜から足元を照らして私たちに進むべき道を示してくれます。つまり、火は、私たちに、社会に一つの明るさをともす人となれ、世の光となれ、と教えているのです。
 二つめは、「世にあたたかさを」です。
火は寒さから私たちの身を守り、暖を与えてくれます。そして、私たちの心も暖めてくれます。つまり、火は、私たちに暖かい人となれと教えているのです。
 三つめは、「友情の輪を」です。
キャンプファイヤーを1本のまきで行うことは不可能です。何本かのまきが互いに支え合ってこそ可能となるのです。一つひとつの火は弱いものですが、多くの火が集まれば、明るく、強く、暖かくなるのです。つまり、火は、私たちに仲間の大切さ、友情のすばらしさを教えているのです。
 最後は、「奉仕の心を」です。
火は私たちに明るさと暖かさと友情の大切さを教えていますが、これらのことを、実は火は自らの身を焼きつくしながら教えているのです。自らの命をけずりながら、まさしく身をもって私たちを導いてくれているのです。つまり、火は、私たちに、時には自らを犠牲にしても、友だちのため社会のために取り組むことも必要であると教えているのです。
 火の4つの教えは「世に光を」「世にあたたかさを」「友情の輪を」「奉仕の心を」です。
このすばらしい聖なる火を、いつまでも私たちの心にともしてほしいと思います。