学校日記

児童集会

公開日
2014/06/24
更新日
2014/06/24

校長室から

 おはようございます。
 この字は、何と読みますか?(「聞く」という字を見せる)この漢字の中には、低学年でも読める字がありますね。(耳、門)「耳」は、耳の形の絵がもとになってつくられた字ですね。では、どうして、「門」の中に「耳」があるのでしょう。門には出入り口という意味があり、人の言葉や物音などが耳に入ってくる様子を表します。今、みなさんは先生の話をよく聞いています。耳だけでなく、みんなこちらを向いて、目でも聞いています。今のように、先生の顔を見ながら話を聞いている人は、話の内容はもちろん、どんな気持ちで話しているかもわかりますね。
 ところで、「きく」には、もう一つの字があります。高学年の人の中には、わかる人もいるでしょう。(「聴く」という字を見せる)これも「きく」と読みます。「聴力」「視聴覚」など、注意深く聞く意味の場合にこの「聴く」という字を使います。この「聴く」という漢字をよく見ると「耳」と「十」と「目」と「心」の四つの字からできています。この中の「十」は足し算の記号で加えるという意味です。「話は、耳たす目と心で聞くこと」を表している漢字です。話は、耳と目に、さらに心を傾けて聞くと、話の内容がよくわかる、ということをあらわしている字です。
 これからは、授業や集会のときなど、先生や友達の話を耳と目と心で聴いてほしいと思います。