梅雨入り
- 公開日
- 2014/06/05
- 更新日
- 2014/06/05
校長室から
梅雨入りしました。
6月は、うっとうしい雨が続く月。毎日降り続く雨のため、子どもたちが大好きな外遊びができない。それだけでなく、食べ物はいたみやすく食中毒が多く発生し、一方では、湿気と汗で皮膚病にかかりやすい時季でもあります。ましてや、梅雨の末期の7月上旬になると、全国各地で洪水や山崩れのため、大きな被害に見舞われます。いいことなしといいたいような6月です。
しかし、本当に困ったこと、悪いことばかりの梅雨なのでしょうか。
日本人の食事の中心は、お米。おいしいおかずも楽しみであるが、私たちの食事からお米をなくしてしまったらどうでしょうか。私たちが食事のことを「ご飯」というのは、このお米に感謝して、こう呼んでいます。このお米のもとの「稲」は、原産地が南の暑い熱帯地方のため、大量の水と夏の高温に恵まれてはじめてよく育ちます。その意味で日本の夏の7,8月を前にした稲の田植えの時期6月に、大量の雨を降らせる梅雨は、ご飯の大好きな日本人への天からの大きな、大きなプレゼントなのです。梅雨の雨を利用して大昔から日本人は、お米をたくさんつくる工夫をしてきました。暑い夏の間、飲み水やプールの心配がなくなるのも、この梅雨のときに降った雨のおかげです。
さて、6月24日には、5年生が地域の方のお手伝いをいただき、「田植え」をする予定です。とてもいい体験をさせていただきます。ありがとうございます。当日は、どうぞよろしくお願いします。
暑い夏を乗り切るためにも、早寝・早起き・朝ごはん、そして、登校の際、水筒とタオルを忘れないように持たせてください。