4年 国語科研究授業「ごんぎつね」並行読書から
- 公開日
- 2025/09/29
- 更新日
- 2025/09/29
スクールエンパワーメント事業
新見南吉の「ごんぎつね」を読み深めると共に、並行して6作品「うた時計」「かぶと虫」「きつね」「手ぶくろを買いに」「巨男の話」「二匹の蛙」を読んで、登場人物の気持ちの変化をとらえ、その変化した理由となる叙述と関連付けながら、児童同士で伝え合う活動を行った。児童の中には、初めは自信がなく物語の全文を広げて説明するのをためらっていた子もいたが、ペアを交代しながら相手の説明を聞くうちに、説明の仕方に自信がついてきて、終わるころには全文を広げて説明できるようになっていた。また、ある児童は理由をいくつか挙げながら、祖の中でも一番の理由となる部分を伝えようと、説明の仕方を丁寧にするようになっていた。これらは、文学的な文章の構造と内容を把握(叙述を基に登場人物の行動や気持ちを捉える)する力をつける一場面である。授業を終えてその後、指導助言の講師の方を交えて振り返りをし、精査・解釈についても力をつけるためにどのように授業を組み立てるかを考え、今後につなげたい。