学校日記

不審者想定避難訓練がありました

公開日
2012/06/22
更新日
2012/06/22

学校行事

 22日、「不審者想定避難訓練」がありました。
 まず、不審者が侵入した時の対応DVDを見た後、全員で「体育館」(予定では運動場でしたが、大雨でグランドが不良でした)に避難しました。
 そして、校長先生や警察の方からのお話を聞いて訓練を終わりました。

     校長先生の話

 平成13年に(今から11年前ですが)大阪教育大学附属池田小学校で不審者侵入による悲しい事件が起きました。
 このような悲しい事件が二度と起きないように学校では校門に受付員さんを配置したり、パニックボタンを教室に置いたり。地域では見守り隊の方が登下校時に通学路に立ってくれたり、また今日のような避難訓練を毎年行っています。
 みなさんは、今日は落ち着いて、先生の指示に従って、避難できていたと思いました。今、落ち着いてと言いましたが、地震・火災・不審者侵入といったものが突然起きた時には、パニックになってしまって、普段の行動がとれなくなってしまうかもしれません。そのようなことにならないように、常日頃から危険から身を守るにはどうしたらよいのかをしっかりと考えておいてほしいと思います。
 今日は、校舎の中に不審者が侵入したことを仮定して避難訓練を行いました。避難する時のいくつかの約束がありますが、覚えていますか。「お」・「は」・「し」・「も」ですね。「押さない」、「走らない」、「しゃべらない」、「もどらない」でしたね。
 不審者といつ出くわすかもしれません。登下校の途中、友達の家に遊びに行く途中、習い事に行く途中かもしれません。それも突然後ろから現れたり、声をかけてきたり、追いかけてきたり、最近も大阪市内で包丁でいきなり斬りつけたり、刺しにくるかもしれません。
 いずれにしても、先ず落ち着いて、どうしたら危険から逃れられるのかを考えることだと思います。「逃げる」、「大声を出す」、「近くの家に助けを求める」、「周りの大人に助けを求める」、「防犯ブザ−を鳴らす」等が考えられます。
 また、声かけをしてくるかもしれません。「お菓子をあげる」、「お金をあげる」から「車に乗って道を教えてほしい」など、言葉たくみに車に乗せようとするかも知れません。知らない人には絶対について行かない、車に乗らないようにしてください。
 不審者に出合ったら、すぐに110番をしてください。警察への連絡で一番早く連絡ができます。そして、次の被害が防げます。自分ができなかったら、まわりの人にお願いをしてかけてもらってください。
 日頃から、自分の命を守るにはどうしたらいいかをよく考えておくようにしてください。