学校日記

2012年度、第1学期始業式がありました

公開日
2012/04/09
更新日
2012/04/09

学校より

   平成24年度1学期 始業式の話

 みなさん、おはようございます。
 厳しい冬も去り、周りの様子もすっかり春めいてきました。桜の花が美しく咲いています。 6年生は、春休み中の4月5日に登校して、入学してくる1年生のために、お掃除をしたり、飾り付けをしたり、いろいろ準備をしてくれました。ご苦労様でした。1年生の机や椅子の小さいことに、改めてびっくりしたでしょう。すっかり身体も心も大きくなった6年生ですが、入学した頃を思い出した人もいたと思います。1年生にみんなで親切にしてあげてください。
 みなさんは、それぞれ1学年ずつ進級しました。おめでとう。2年生、3年生、4年生、5年生と呼ばれても、まだピンとこないかもしれませんが、教室も、先生も、クラスも、靴箱もそれぞれ変わりました。みんなと仲良くやれるかな?と不安な気持ちもあるかもしれませんが、学年の変わりめが自分を変えるチャンスです。さあ、今年こそと張り切っている今が、自分自身を大きく変えるチャンスです。
 さて、どんな自分になりたいですか? みなさんは、自分の良さを十分発揮していますか。これからも、自分の得意とするところを、ますます力を入れて、ますます伸ばしましょう。また反対に、自分の改めたいところは、大きく変えましょう。
 そこで、今日は、自分を大きく変える三つの出会いについてお話をします。
 一つめは、人との出会いです。みなさんは、先生、友だち、家族、近所の人、たくさんの人に囲まれて暮らしています。人に影響されて、自分が変わるということはとても多いのです。どんな人でも、自分にはない、良さをもっているものです。人との出会いを大切にしてください。
 二つめは、経験、体験です。体験、少し難しい言葉ですが、いろいろやってみるということです。学校生活の中では、「やってみようかな、どうしようかな」と迷う時があります。迷ってばかりでは、前へは進みません。先ず、やってみることです。失敗を恐れないことです・失敗も経験のうちです。自分でやると決めたことは、少しくらい苦しいことがあっても乗りこえられるものです。今年こそ、いろいろやってみることです。体験から学んだことは、しっかりと身につくものです。
 三つめの出会いは、本との出会いです。ある1冊2本を読んで、大きく自分の人生を変えたということをよく聞きます。本を読む時は、そんなに難しい本を読む必要はありません。「おもしろそうだな」「こんなことをくわしく知りたいな」という本を、自分で決めて、自分で選ぶことが大切です。読書から学ぶことはたくさんあります。本とも仲良しになって、たくさん読んで、どんどん心を豊かにしてください。
 学年の変わりめが、自分を変えるチャンスです。この1年間、たくさんの人に出会って、いろいろ体験して、たくさん本を読んで、自分自身を大きく変える年になることを期待します。
 これで、始業式の話を終わります。
              学校長 冨田 高弘