学校日記

3年生 若林さんからの聞きとり(10月21日)

公開日
2014/10/21
更新日
2014/10/21

3年生の部屋

 前回の生長さんからの聞きとりに続き、今回は聴覚に障がいのある若林さんからの聞きとりを行いました。若林さんの生い立ちや、日常生活で困ること、ろう学校の様子などのお話や、聴覚に障がいのある方が生活に困らないように工夫された道具などもたくさん紹介していただきました。
 若林さんは聞きとりをした子どもたちと同じ3年生の時に中耳炎になったことがきっかけで難聴になられたそうです。現在、看護師のお仕事をされていますが、昔の日本では聴覚に障がいのある方は看護師になれなかったそうです。しかし、法律が改正され、障がいのあるかたでもその仕事に就けることとなり、一生懸命努力され、夢だった看護師になられたそうです。そんな経験から、子どもたちに夢をあきらめずがんばってほしいというメッセージをいただきました。
 また、障がい者をかわいそうと思わないでほしいともおっしゃっていました。不便ではあるけれど、不幸ではないという言葉は、子どもたちの心にもしっかりと響いていたようです。そんな子どもたちは、障がいのある方が困っていたら助ける。かわいそうと思わないようにするといった感想を話していました。
 違いを認め合う、困っている人がいたら助ける、これらのことは、身近な友だち同士の関係でもいえることです。今回の学習をとおして、自分の周りにはやさしさがあるかどうか、少し立ち止まって考えていってもらいたいと思います。