４時間めの授業中に、突然３年生の児童数名が職員室前のトイレに来ました。「授業中なのに、どうしたのだろう？」と疑問に思ったので、声をかけようとしたら、子どもたちが突然、トイレのスリッパをきれいに並べ始めました。「どうしたのだろう？教室で何かあったのかな？」と思い、どうして授業中にトイレのスリッパを並べに来たのかを尋ねました。子どもたちは道徳の時間に「はきものをそろえる」というお話をみんなで読み、履物をそろえる大切さを勉強したから、校内のスリッパをきれいに並べに来たと言っていました。なるほどなぁと思いながら靴箱を見ると、やはり３年生の児童数名が下靴をきれいに並べていました。「はきものをそろえる」というお話は、道元禅師の言葉です。「履物をそろえると　心　もそろう」「だれかがみだしていたら　だまってそろえておいてあげよう。そうすればきっと　世界中の人の心もそろうだろう」など、履物をそろえる大切さを考えられる言葉がたくさん出ています。３年生の児童もしっかり考えることができたのだなぁと思いました。自分のことだけでなく、周りの人のことを考えて行動できる子どもになってほしいです。
　３年生がスリッパをそろえた後、低学年の児童がトイレに来ましたが、困ることなくスリッパを履いていました。