学校日記

保護者ならびに地域の皆様へ④( 四中のめざす「自律」とは【1】)

公開日
2026/05/01
更新日
2026/05/01

校長室より

自律型の人物像として、

私たちがまず挙げているのは

「自分で考え、判断できる人」です。


自分で考えて判断するなんて、

誰もが当たり前にやってるんじゃないの?

って感じる方もいらっしゃるとは思いますが、

実はこの点については、

大人ですら危ういのが現実。


マスメディアやSNSの発信する

情報の洪水に飲み込まれ、

自分で考えているようで、

実は、誰かの考えで動かされていることが

よくあります。


たとえば、ほんの6年前を思い出してください。

コロナ禍の日本、

「中国のロックダウンの影響で

トイレットペーパーがなくなる!」

という情報を鵜呑みにし、

買い占めに走った人がたくさんいました。


自分で調べれば、すぐに、

「トイレットペーパーは輸入に頼ってはいない」

ということがわかるにも関わらずです。


「ウイルスは熱に弱く、

26~27度の湯を飲めば予防になる」という情報を信じ、

善意で拡散した人もたくさんいました。


自分で考えれば、すぐに、

「それがホントなら、

体温36度でウイルスが増殖するわけないじゃん」

という答えにたどり着けるにも関わらずです。


過剰反応して、マスクをしていない人や飲食店を、

激しく攻撃した人。

製薬会社の宣伝を無条件に受け入れ、

ワクチンをうたない人を責め続けた人。


こんなに情報が手に入りやすい時代なのに、

自分で科学的根拠を求めることもなく、

それをもとに自分で考えることもなく、

「みんなが言ってるから」

「政府が言ってるから」

「専門家が言ってるから」

と、他人に判断をゆだねてしまう。

そんな、

扱いやすい操り人形のような人に

子供たちを育てるつもりはありません。


騙されないように

操られないように

世界を理解するための、知識を身につけ、

踊らされないように

偏った考えにならないように

多様な情報を集めて判断する力を身につける。


それが、

四中が子供たちに求める『確かな学力』です。


四中では

教科の授業、生徒会活動、総合的な学習、学校行事等、

全ての教育活動を通じて、

子供たちの

「自分で考え、判断できる」力を伸ばせるよう、

工夫改善を進めてまいります。


我々大人も、

世間の空気に流されず惑わされず、

自分で考える習慣をつけていきましょう。