貝塚市立第四中学校

保護者のみなさまへ (四中がめざす教育 第4回) ー「自律型の人物」について(2) ―

自律型の人物像として、
ふたつめに挙げたのは
「自分で行動選択し、
その行動に責任をとれる人」です。

言い換えれば、
「人のせいにしない人」。

「人のせいにしない」というのは、
しあわせに生きるために、
絶対必要な要素です。

「あいつのせいでうまくいかない」
「あいつの言うとおりにした結果
 こんなひどいことになった」
「あいつがいるからおもしろくない」

こんなふうに、
「あいつ」にふりまわされていたのでは
人生を楽しめるわけがありません。

「自分がどんなふうに行動すれば
うまくいくだろう」
「自分がどう対応すれば
いい結果が出せたのだろう」
「自分はどうやって
おもしろく生きていこうか」

変えることのできない他人に
自分の人生をふりまわされるのではなく、
変わることのできる自分が
自分の人生をつくっていく。

この思考と行動を、
子供たちに習慣づけたいと思っています。

たとえば子供たちは、
担任を変えることはできません。
クラスメイトを変えることもできません。
学校の場所を変えることも
自分の学年を変えることもできません。

なのに、
「担任のせいでうまくいかない」
「クラスが悪いから学校がつまらない」
「学校が遠いから行く気にならない」
「学年が違ったらよかったのに」

子供たちがこんな思考にしばられたとしたら、
はたしてしあわせになれるでしょうか?

誰かや何かのせいにするクセのついた人間は、
変わりようのないものに
変わることを要求していることに気づかず、
文句をつけ愚痴をこぼすだけで、
何も変えられずに、
人生をすりへらしていきます。

自分がどうすべきか考えるクセのついた人間は、
担任がどうであろうが
クラスがどうであろうが
学校がどこにあろうが
どの学年に所属していようが
自分が行動することで周りに良い影響を与え、
自分の人生を輝かせていきます。

自分の人生を、
誰かや何かに左右させない。
自分の人生は、
自分でコントロールする。

自分の行動を、
誰かや何かのせいにはしない。
自分の行動は、
自分が責任もって選ぶ。

そんな子供たちに育てていくのが
わたしたちの使命だと思っています。

子供たちの生きる未来が
どんな世界であっても

この子たちが、
しあわせに生きていくために、です。



【教育目標】 2024-04-12 10:03 up!

画像1