学校日記

令和7年8月6日(水)

公開日
2025/08/06
更新日
2025/08/06

幼稚園の生活★

今日は久しぶりの登園日☆

少し見ない間に、子どもたちがぐんと大きくなったように感じました。

朝から、自分の好きな遊びを思い思いに楽しんだり、夏野菜をたくさん収穫したり、田んぼの周りのカエルと追いかけっこをしたりなど、久しぶりの幼稚園生活を楽しんでいた子どもたちでした。

そして今日は8月6日。終戦から80年。各クラスで子どもたちは先生と一緒に『平和』について考えることにしました。

うさぎ組は「おもちゃの取り合いになった時、どうしたらいいか?」について、みんなで話をしました。子どもたちから「じゅんばんこ」「“かして”って言う」「まだ遊びたかったら“あとで”って言う」「10数えたら代わってあげる」など、いろいろな言葉が飛び出しました。1学期の間、友だちとたくさんおもちゃの取り合いを体験してきた中で、学んできた言葉と行動ですね。うさぎ組の子どもたちにとって『平和』という言葉の意味を理解するのはまだ少し難しいと思います。これからも今日のように、「友だちとどうしたら楽しく遊べるか」をクラスのみんなで考える時間を大切にし、それがやがて『平和』につながっていくことを、いつの日か感じてもらえたらうれしいなと思っています。

ことり組は、まず『ケンカ』についてみんなで話し合いました。「ケンカをしたら“ごめん”って言う」「そうしたらまた仲良く遊べるよ」という実感を伴った言葉が子どもたちから出ました。これも幼稚園で遊ぶ中で、友だちとたくさんのいざこざを通して学んできた言葉と行動だと思います。素直に自分の思いを出し合う中で、時にぶつかり合う子どもたち。でも、やっぱり一緒に遊びたい気持ちが互いに大きくなり、すぐに仲直り♪その繰り返しの中で、人とよりよく関わる方法を学んでいることり組の子どもたちです。そして今日は「8月6日のこと」という絵本を通して、少し戦争の話にも触れました。「戦争は嫌だ!」と感じていた子どもたち。最後にみんなで目をつぶり、手を合わせ、戦争で亡くなった方々に黙とうも捧げました。

はな組は「ずっと昔の8月6日、何があったか知ってる?」と子どもたちに尋ねてみると、テレビのニュースを見て知っていた子どもがみんなに話をしてくれました。その後「“しあわせ”って何?」と子どもたちに聞いてみると「笑うこと」「遊ぶこと」「食べること」「寝ること」など、それぞれ自分が思う“しあわせ”と聞いて思い描くイメージを伝えてくれました。その次に「“平和”って何?」と聞いてみると、“しあわせ”と同じようなイメージをもった言葉が子どもたちから返ってきました。そこで「へいわってすてきだね」という絵本を通して、戦争や平和についてみんなで話をしたところ「今、自分たちは幸せなんだな」と感じたり、「人間だけでなく動物も幸せに暮らせるといいな」という思いも芽生えたりしていました。その中で「幼稚園って平和やな」という言葉も子どもの中から出てきました。

幼稚園は、安心して自分の思いを出せる場であり、自分らしく過ごせる場所です。友だちとケンカをしても、すぐに仲直りだってできます。

みんなで笑って、みんなでご飯を食べて、みんなでおもいきり遊んでいる西幼稚園の子どもたち。

子どもたちにとって、幼稚園が『平和』と感じられる場でありたいと改めて思った一日でした。

明日からまた長い休みに入りますが、子どもたちが元気で毎日楽しく過ごしてくれることを心から願っています♪