学校日記

学校ビオトープ整備を行いました。

公開日
2023/01/29
更新日
2023/01/29

学校行事

 少し雪の降る中、学校内の体育館横にあった自然池を、生き物が豊かに住むビオトープ(Biotop:ドイツ語、様々な生き物が住みやすいように環境を整えた場所)を作りました。自然池は、侵略的外来種ワースト100指定種である植物が茂りすぎて水面が見えなかったり、朽ちて落ちてしまった木の橋の跡があったりして、近づくのは危なく、立ち入りが禁止されていました。
 生き物ボランティア委員の子どもたちは、4月の計画の中で、この1年で、誰もが安全に楽しんだり、観察したりできるような池に作り変えたいと、少しずつ外来種の球根を取り除いたり、尖った木の杭、鉄の杭、割れたガラス、大きな石などを取り除いてきました。8カ月間の活動で、池の底にまるでネットのように張り巡らされた外来種の球根や、尖っている危ないものは取り除くことができたので、いよいよ造園業者やビオトープ管理士の方々を招いてビオトープ整備をしました。
 まず6年生が、周りの土を削り深すぎる池に土を入れたり、周りを危なくないように斜面をなめらかにしたりしました。次に5年生が、そこに古くなったカーテンなどの布を敷き詰め、その上に防水シートを敷き、ヤシの実の繊維でできたネットと土を擦りつけながら固めていきました。次に3年生が、その土の上に生き物の住処となる場所を、大きな石や小さな石を組み合わせながら作っていきました。石の中には、コンクリートでできた塊もあり、コンクリートの中からは、小さな生き物にはよくない成分が出てしまうので、取り除いたりもしました。今後、4年生、2年生、1年生で力合わせて、生き物の住処になる石を集めて入れたり、貝塚市内に生えている水生植物を植えたり、津田川のメダカを放流したりする予定です。春に向けて完成が楽しみです。