学校日記

火災避難訓練をしました

公開日
2012/10/04
更新日
2012/10/04

学校より

 今日、「火災避難訓練」をしました。
 最初に、火災を想定して、各教室から運動場に避難しました。そして、消防車の放水を見せてもらった後、5・6年の代表が消火器の使い方を教えてもらいました。
 続いて、消防士さんの話、校長先生の話を聞いて、避難訓練を終えました。

校長先生の話
                             
 今日は、第一会議室から火災が発生したことを想定して、避難訓練を実施しました。
 「火災が第一会議室から発生しました。運動場に落ち着いて避難しなさい。」の放送があって、全員が無事避難するまでに3分26秒でした。静かに落ち着いて早く避難することができて良かったと思います。
 今日は訓練でしたが、みなさんは、実際の本当の火災・火事を身近で見たりした人はほとんどないと思います。校長先生は、40数年前、家から数十メ−トルしか離れていない、工場が火事になってとても恐ろしい経験をしました。夜の8時頃に消防車のけたたましいサイレンを聞いて外に出ると、あたりは煙だらけで空は真っ赤でした。とても怖くて動けませんでした。それから数日間は、また火事が起こるのではないかと心配でした。40数年経った今でもその時の怖さをよく覚えています。その工場は全焼しましたが、消防署や消防団の人たちの必死の消火作業のおかげで幸い近所の家も被害にあうこともなく、また怪我をした人もいませんでした。
 ところで、みなさんは、私たちの生活と火のかかわりについて、考えてみたことがありますか。火は大昔から私たちの生活にとってとても大切なものです。火を使って食べ物を煮たり焼いたりして食べたり、冬や寒い時などは体を温めたり、お風呂のお湯を沸かしたりできます。火は光や熱、動力などに利用され、人々の生活に大きく役立っています。このように、火は、私たちの生活にとって欠かすことのできない大切なものですが、ややもすると、すっかりそのありがたさや正しい使い方を忘れて、粗末に扱ってしまいがちです。火遊びなど使い方をひとつまちがうと家や大切な物、命まで奪ってしまうということをよく考えてほしいと思います。そして、絶対に火事を起こさないように注意していきたいと思います。火事を防ぐには、私たち一人ひとりが火を大切にして、正しく取り扱う以外に方法はありません。みなさんも火の取り扱いについて、これまで以上に、十分注意してほしいと思います。