聞き取り学習(4年 人権学習)
- 公開日
- 2014/10/07
- 更新日
- 2014/10/07
学校から
10月1日(水)
視覚に障害のあるご夫婦にお越しいただき、4年生が聞き取り学習を行いました。
ご主人からは盲導犬「ボナール」との日常生活について教えていただきました。白い杖で歩くのに比べて、ボナールと一緒ならすごく早く移動できることや、レストランや病院などほとんどの場所に、盲導犬とともに入れることなどを教えていただきました。そのため、必ず朝に全身しっかりとブラシをかけるそうです。
奥様からは趣味でやっておられる水泳について、映像を見ながらパラリンピックに出場した経験などを聞かせてもらいました。目の不自由な方の水泳はプールの端が見えないため、ターンするきっかけを棒で頭をタッチしてもらってつかむことなどを教えてもらいました。最後にはクラリネットの演奏もきかせてもらいました。
目の不自由な方の生活は、目の見える人には、なかなかわからない大変さがあると思います。しかし、よく教育された盲導犬とともにすごしたり、便利な道具や施設の活用で日常の不便をかなり減らせたり、趣味を楽しむこともできるようになります。
いろいろな工夫で、障害のある方とない方の差をなくしていくことを「バリアフリー」といいます。ご夫婦の生き生きとした生活のお話から、4年生はその意味をよく理解できたと思います。
写真 上:体育館での聞き取りの様子
中:御主人にぴったりとよりそう盲導犬「ボナール」
下:奥さんからはクラリネットの演奏を聞かせてもらいました