今日は地震・津波避難訓練でした。
- 公開日
- 2012/01/19
- 更新日
- 2012/01/19
写真で紹介
1月19日(木)は津田小学校・津田幼稚園と合同で地震・津波に対応した避難訓練を実施しました。
想定は
○東海・東南海・南海地震同時発生
○発生時刻 1月19日(木)午前9時40分
○規模 マグニチュード8.7 貝塚市の震度5強
○津波到着予定時刻 貝塚市に午前11時
ということでした。
訓練の流れは
◇地震発生緊急放送
机の下などにもぐり、身の安全を確保する。(火を消す。戸などを開けて避難路を確保する。)
◇運動場に避難する。(落下物などから頭を守る。出火がある場合は、ハンカチで口鼻をふさぐ。)
◇人数確認。(一刻も早く子どもたちの安全を確認する。)
◇校長先生のお話を聞く。
◇体育館に移動。(津田小学校・津田幼稚園と合流。東小学校は海抜14mということで、津田小学校・津田幼稚園の子どもたちが避難してきました。)
◇ビデオを見て、市災害対策本部の方からのお話を聞く。
でした。
以下に校長先生のお話を掲載します。
みなさん、おはようございます。
去年の3月11日午後2時46分、東日本大震災が起きました。戦後の国内の災害では一番ひどいものでした。マグニチュード9の地震と10㍍以上の津波によって亡くなった方が15,843人、ケガをした人が5,890人、行方が分からない人が3,469人、つぶれた家が35万軒以上と言われています。そして、今なお、自分の家に戻れなくて避難している方が10万人以上もおられます。
大きな自然災害はいつ襲ってくるかもしれません。校長先生は、17年前の1月17日のことが忘れられません。平成7年に起きた「阪神・淡路大震災」のことです。
その日は、とても寒い朝でした。午前5時半過ぎのこと。家が横だけでなく縦にもぐらぐらと大きくゆれて、思わずふとんから飛び出しました。とっさに窓の外を見ると海に面した湾岸道路が縄跳びの縄のように上下・左右に大きく揺れています。
一瞬「こわい!」と体が震え、近くにいた家族を起こして部屋の真ん中にうずくまり、揺れがおさまってから玄関に出ました。
幸い家族や家に大きな被害はありませんでしたが、あとで、兵庫県や大阪の北の地域に大きな被害が出たことを知り恐ろしくなりました。
みなさん!
地震や津波などの災害を防ぐには、日頃から起きたときにどうすればいいのか、心構えを持ち、準備をしておくことが大切です。そのためにも、こうしてみんなで力を合わせて避難する訓練が重要なのです。
皆さんは、地震が起きた時の約束を覚えていますか。
まずは、「あわてず、さわがず」でしたね。ぐらっときたら、素早く教室の電気やストーブの火を消して、自分の体を守れる場所に逃げること。
揺れが治まったら「お・は・し・も」でしたね。
「押さない・走らない・しゃべらない・戻らない」です。
とにかく、みんなで力を合わせて、一人ひとりが自分の命を守ることが大切です。
そうした約束をしっかり守って素早く避難できるようにしていきましょう。
この後、津田小学校と津田幼稚園のお友だちと一緒に体育館で避難訓練のお勉強をします。津田小学校・津田幼稚園は海に近いので津波が来る心配があります。そのために海から遠い東小学校まで避難してくるのです。仲良く力を合わせて訓練してください。
これで校長先生の話を終わります。
市の災害対策本部の方のお話には、3つのことがありました。
1.今日、避難訓練をしたことをおうちの人にお話しする。
2.地震が発生し、津波の心配があるときは、「歩いて」高いところに避難する。
3.津波の心配がないときは、近くの学校に避難する。
ということでした。
ビデオの中では、地震は明日にでもおこるかもしれない。だから、物の備えと家族での話し合いをしておくことの大切さを伝えていました。おうちの方でも意識を高めることにつながればと思います。