6年生が金先生からお話を聞きました。
- 公開日
- 2012/01/17
- 更新日
- 2012/01/17
写真で紹介
6年生は社会科の学習で日本国憲法を学んでいます。今は憲法の三つの原則のうちのひとつ「基本的人権の尊重」について学習しています。
そんな中、教科書には以下のような記述があります。
『地球上すべての人の基本的人権の保障が大切であると、考えられるようになっています。いっぽう、基本的人権が十分に守られていない問題もおきています。歴史で学んだように、差別をゆるさない運動や取り組みが広がりつつありますが、まだ、日常生活や結婚・就職などで人権がおかされている事実があります。また、先住民のアイヌ民族や、在日韓国・朝鮮人に対する偏見や差別があります。そのほかにも、障がいがある人、女性に対する差別などが残されています。』
これらの事実を知ることは大切な学習です。その実態の中を生きてこられた方から話を聞き、その方の「生き方」に学び、「自分の生き方」に重ね合わせ、これからの「生き方」を考えるきっかけになればと思います。そして、これからの社会のすばらしい担い手として、成長してほしいです。
そこで、今日は5年生の時に一度、聞きとりをさせてもらった金先生からお話を聞きました。
まず、韓国ワークシートを使っていくつかのクイズをしました。
①韓国の給料のうち、実際にあるものは何でしょう?
②ガソリン代が高い国はどこでしょう?
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⑭韓国人がおどろいた日本の「お笑い」の様子って?
次に、日本と韓国の国宝の菩薩像は、形などもすごく似ている。また、ご飯を食べるときに使うお茶碗(食器)が、家族それぞれで決まっているのは、日本と韓国だけである。そんなことから、2つの国は昔から深いつながりがあったことがわかるということ。そして、在日コリアンとして活躍されている有名人がたくさんいる。中でも「喝おじさん」で有名な張本勲さんのことを、ビデオで詳しく紹介してくれました。
最後に、住むところを外国人という理由で断られた方のエピソードを話してくれました。
身の回りには、今まで知らなかった偏見や差別があるということに気づいたことで、これからの生き方につなげてほしいです。
また、このあと基本的人権の学習では、いろいろな方からお話を聞く予定にしています。また、みなさんにもお伝えできればと思います。