学校日記

今日の児童集会(7月1日)

公開日
2013/07/01
更新日
2013/07/01

写真で紹介

 今日の児童集会の様子です。
 昨日のホームページでもご紹介しましたが、昨日のPTAソフトボールで優勝したことを校長先生が子どもたちに伝えてくれました。そして、表彰状とトロフィーを子どもたちの前でPTA担当の須貝先生に渡しました。子どもたちは選手でがんばったお家の人たち、応援でがんばったお家の人たちに拍手していました。

 その後、校長先生は「奇跡の生還」というお話を子どもたちにしてくれました。
 2010年8月5日、チリ共和国のコピアポ鉱山で坑道の崩落事故が発生しました。この崩落で33名が地中深くに閉じ込められたのですが、事故から69日後の10月13日に全員が救出されました。マスコミは世界中に向けて「奇跡の生還」と伝えました。
 事故直後は、生存が絶望視されていましたが、坑内に閉じ込められた33名は地下700mの避難所で生存していることが確認されました。家族の励ましや重機器による懸命な救出作業があっての生還だったのですが、しかし、それだけではこの「奇跡」を起こすことはできず、次の3つが要因だったのではないかと思います。

 第1は、必ず助かるという希望を持っていたことです。
 助けられた人たちは、「地下で生き残るため空腹に打ち勝とうと力を合わせた。みんなの気持ちが一つになれば頑張り通せる。必ず助けに来るという希望を持っていた。」と語っています。

 第2は、規則正しい生活をしていたことです。
 昼夜もわからない真っ暗な坑道の中で時刻を確認して寝起きや適度な運動をして、食事を分けあっていたそうです。彼らは、48時間ごとにマグロの缶詰を小ぶりのスプーンに2杯、牛乳を一口、ビスケットを1枚、桃の一切れを口にしていました。

 第3は、仲間の団結力です。
 33人は一人一票制の民主主義を採用し、脱出口を探したり、士気を高めようとみんなでがんばっていたそうです。また、「もし、人間関係が破綻したら、みんなおしまいってことは誰もがわかっていた。毎日別の人間が何かしら不始末をやらかしたけど、そういうときはいつでも、みんながチームとして士気を維持しようとした。」

 希望と生活規律と団結が尊い命を救いました。この3つは学校ですごすみんなにとってもとても大事なものです。希望、生活規律、団結、この3つを大切にして、みんなが仲良く、充実した毎日をすごしてください。