1年生の生徒たちが、総合的な学習のなかで、子育て中のお母さんたちから、「母として、わが子に対する思い」を聞かせていただきました。
　6人のお母さんたちからは、妊娠中のつらかったこと、例えば「貧血で食事に工夫が必要だった」こと、「つわりがドラマのようで苦しかった」こと、「3人とも逆子で難産だった」こと、「出産一か月前に赤ちゃんの心拍数が下がって緊急入院を余儀なくされた」こと、「出産は病気じゃないけれども命がけである」ことなど、子どもを産み育てていく中での苦労の部分を話して下さいました。生徒たちの気持ちの中には「そんな苦しいことも多いのにどうして赤ちゃんを産み、育てていくのだろう?｣といった疑問もあったようですが、お母さんたちからは、
「寝顔が可愛く苦労とも思わない｣
「家族と楽しく過ごせていることが幸せ」
「子ども自身の成長過程が見られる」
「できないことができるようになった時」
「私を頼りにしてくれていること」
など、子どもを育てるということは、苦労もあるけれども喜びも大きいということをお話して下さったようです。生徒たちは自分の生まれた時の話を実際に父母から話を聞いたことがある生徒もいますが、中学生になり、この時期に伺えたことで、改めて母（父）の気持ちを知る機会となったようです。

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